整形外科 編
【目次】オンライン診療で対応可能な整形外科疾患
脊椎疾患
関節疾患
外傷・スポーツ障害
その他の整形外科疾患
【整形外科 活用事例集】多くの治療薬がオンライン診療で処方できます
腰痛、肩こり、関節痛などでお悩みの方も、オンライン診療で整形外科の薬を処方してもらえることをご存知でしょうか。実は、湿布薬や鎮痛剤、神経痛の薬など、整形外科で処方される多くの薬がオンライン診療でも処方可能です。
整形外科というと検査や注射のイメージが強いかもしれませんが、継続的な内服薬や外用薬(湿布など)の処方、セルフケアの指導など、オンライン診療で対応できることは数多くあります。特に、仕事で忙しい方や、痛みで通院が困難な方にとって、自宅から診察を受けられるメリットは計り知れません。
整形外科領域において、オンライン診療は様々な場面で活用されています。オンライン診療がお役に立てる場面と、具体的な適応事例をご紹介します。
【整形外科事例 1】肩こり 〜オンライン診療でメンテナンス
仕事柄、肩こりに悩む方の場合
「慢性的な肩こりがひどい」
「湿布と飲み薬が欲しいが、朝から夜まで仕事が詰まっていて病院に行く時間がない」といったご相談をいただくことがあります。
長時間の同じ姿勢や反復動作により、特定の筋肉に負担がかかり、慢性的な肩こりに悩まされることがよくあります。
オンライン診療なら、仕事の合間でも受診可能。症状を詳しく伺い、消炎鎮痛剤の内服薬と湿布薬を処方することができます。また、職業特性を考慮した日常のストレッチ方法もアドバイスすることが可能です。
【整形外科事例 2】ぎっくり腰 〜 休日でもオンライン診療
ぎっくり腰で動けなくなった方の場合
日曜・祝日などに
「洗面所で顔を洗おうとしたら、腰に激痛が走って動けなくなった」
「立つことも座ることもできない」
「明日の仕事に行けるか不安」
といった緊急のご相談をいただくことがあります。
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、ささいな動作がきっかけで突然発症することがあります。休日で医療機関が休診の時でも、迅速な対処が重要です。
症状を確認し、急性期の痛みに効果的な消炎鎮痛剤の内服薬・湿布薬と、即効性のある坐薬を処方することが可能です。安静時の姿勢や、痛みを軽減する体位についても指導することができます。
【整形外科事例 3】慢性腰痛 〜 オンラインで薬を切らさない
在宅勤務で腰痛が悪化した方の場合
「テレワークになってから腰痛がひどくなった」
「自宅の椅子が合わないのか、1日中座っていると夕方には痛みで集中できない」
といったご相談をいただくことがあります。
コロナ禍以降、在宅勤務による腰痛相談が急増しています。オフィスと異なり、自宅の作業環境は必ずしも身体に優しくありません。
症状を詳しく伺い、消炎鎮痛剤と筋弛緩薬を処方することが可能です。在宅勤務での正しい姿勢、ストレッチのしかた、椅子の選び方などもアドバイスすることができます。
【整形外科事例 4】坐骨神経痛 〜継続治療をオンラインで
腰椎椎間板ヘルニアで治療中の方の場合
「腰椎椎間板ヘルニアからくる坐骨神経痛で、いつも薬を処方してもらっている」
「症状は安定しているが、病院の予約が取れなくて薬が切れそう」
といったご相談をいただくことがあります。
神経障害性疼痛の治療は、継続的な内服が重要です。症状が安定していても、薬を中断すると痛みやしびれが再発することがあります。
お薬手帳で治療歴を確認し、いつも服用している神経障害性疼痛治療薬や非麻薬性鎮痛薬などを継続処方することが可能です。その後も、オンライン再診で症状の変化がないか確認し、日常生活での注意点もお伝えすることができます。
【整形外科事例 5】 スキー旅行前に膝の痛み止めをオンラインで
スキー旅行前日に薬不足に気づいた方の場合
大晦日の夜に
「明日から家族でスキーに行くが、膝痛の薬があと2日分しかない」
「いつも使っている湿布と鎮痛剤がないと、旅行が台無しになる」
といったご相談をいただくことがあります。
変形性膝関節症などで継続治療中の方は、旅行前に薬の残量確認を忘れがちです。年末年始は医療機関も調剤薬局も休診が多く、薬の入手が困難になります。
年中無休のオンライン診療では、症状と普段の処方内容を確認し、消炎鎮痛剤の内服薬と湿布薬を処方することが可能です。年末年始でも営業している調剤薬局もご案内することができます。
【整形外科事例 6】肉離れ 〜 スポーツ外傷の初期対応はオンラインでも可能
週末のスポーツで肉離れを起こした方の場合
週末に
「ママさんバレーで、ジャンプの着地時にふくらはぎに激痛が走った」
「肉離れだと思うが、週末で整形外科が開いていない」
といったご相談をいただくことがあります。
スポーツ外傷は週末に多く発生しますが、初期治療の遅れは回復を遅らせる原因となります。
肉離れや打撲に対しては、オンライン診療で消炎鎮痛剤の内服薬と湿布薬を処方することが可能です。RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)の具体的な方法を指導します。もちろん、対面診療が必要な目安についてもお伝えできます。
【整形外科事例 7】 骨粗しょう症 〜 通院困難でもオンラインで治療継続
腰椎圧迫骨折後の方の場合
「腰椎圧迫骨折をしてから骨粗鬆症の治療を続けている」
「毎月病院に行くのは大変で、タクシー代もかかる」
「いつもの薬をオンラインで処方してもらえないか」
といったご相談をいただくことがあります。
身体の不自由な方や高齢の方にとって、定期的な通院は身体的・経済的な負担が大きいものです。骨粗しょう症の治療は長期にわたるため、継続しやすい環境づくりが重要です。
治療歴を確認し、ビスホスホネート製剤、鎮痛剤、湿布薬を処方することが可能です。また、骨密度検査の時期や、転倒予防の注意点についてもお話しすることができます。
オンライン診療のメリット
時間と場所の制約がない
プライバシーが守られる
継続治療に便利
※本ページの内容は一般的な事例を基にした説明であり、実際の診療は医師の判断により行われます。
※治療効果には個人差があります。
※副作用が生じる可能性があります。詳しくは医師にご相談ください。
※症状によっては対面診療をお勧めする場合があります。